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スペイン スペイン版お盆「聖母の被昇天」に合わせたお祭り

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スペイン人は敬虔なカトリックで、考え方も古く、宗教的な祭りも多く残っており、離婚を是非としないお国柄で(←ステレオタイプ  現実→)スペイン人の25.8%は無神論者もしくは無宗教で、75.2%は教会のミサに一度も行ったことがない若しくは1年に何度か行く程度、離婚率も60%を超える。(7月の社会学研究センターCIS調べ) そんなスペインでも日本のお盆のようなものが存在する。 「聖母の被昇天」だ。 この「聖母の被昇天」を祝う地域は多く、アリカンテのエルチェの街では、前夜祭で1時間近くも街中でロケット花火を上げ続ける。 では、どのようなお祭りがあるか、簡単に紹介していこう。


マドリード 「Fiestas de la Paloma」

8月12日から行われている祭り、マドリード市内のラテン地区、トレド通りからビスティリャス庭園までの区間で行われる。 祭りでは、メキシコの衣装のコンクールや、卵焼き(トルティージャ)のコンクールも行われる。 8月15日は有名なLa bajada del cuadro de la Virgenが行われる。 これは、マドリードのパロマ通りにあるパロマ教会に飾られてある聖母マリアの絵画を一時地面までおろし、キリストを宿した腹部に、人々が口づけをするというもの。


セビリア 「Festividad de la Virgen de los Reyes」

セビリアの守護聖人を祝う日。 山車に乗った聖母がプラセンティネスからトリンフォ広場まで行って帰ってくる。  8月15日の夜中0時にドス・エルマーノスの街から巡礼者が出発、セビリアの大聖堂まで5時間30かけて巡礼する。


バルセロナ 「Fiestas del Barrio de Gràcia」

バルセロナ市内のグラシア地区で行われる手作り感あふれる祭り。 19世紀から始まったこのお祭りは、8月15日から21日まで行われ、この地区に住む住民らが通りを思いのままに飾り付ける。 通りごとにコンクールが行われる、この地区住民による、住民のための祭りだが、近年他の地域から多くの人々がこの祭りに訪れる。 このため、バルセロナの地下鉄は、14日から62時間休みなしで運行する予定。


アリカンテ 「El Misterio de ELCHE」

バレンシア州アリカンテ県の街エルチェにて、無形文化遺産に指定されている聖母の被昇天のオペラが14日と15日に演じられる。 13日夜の前夜祭「Nit de l'Albà」では、1時間に渡りロケット花火が街中で打ち上げられ、多くの怪我人を出す。


サラマンカ、ラ・アルベルカ 「Diagosto」

毎年8月15日に行われる、ラ・アルベルカの街で一番重要なお祭り。 この日は、伝統衣装をまとった人々が、聖母マリアを乗せた山車を中心に踊りながら街を練り歩く。 マヨール広場に到着後、執事の格好をした人々が、山車の前で跪きパンなどをマリアに献上する。 8月16日にはスペインで最古の劇が行われる。


マラガ 「Feria de MÁLAGA」

8月15日0時(金曜日の夜)に開会式が始まり、続いてマドリード出身の歌手で、今年のユーロビジョンに出場したエドゥルネ(Edurne)がコンサートを行う。 8月15日には聖母マリアへの献花式が行われ、21時30分より様々な出店や寸劇、ダンスなどが行われる。 8月23日まで行われるこの祭りは多くのイベントが催される予定。



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