スペイン最高裁判所カンディード・コンデ・プンピード判事は20日、元バレンシア市長リタ・バルベラ上院議員をマネーロンダリング(資金洗浄)の容疑で最高裁判所に召喚したことが分かった。
リタ・バルベラ上院議員はバレンシア市を巡る汚職事件”イメルサ事件”で、バルセロナ市長選挙時に政治資金を不正に得ていた疑いがもたれている。
判事は11月21日10時30分に出廷するよう上院議員に令状をだした。
また、発表された文書によると原告側のスペイン社会労働党(PSOE)に対し、3,000ユーロの保証金の支払いを求めた。
リタ・バルベラ上院議員は、バレンシア市長選挙戦で支持者に対し(出どころの分からない)500ユーロ紙幣2枚を渡し、寄付という名目でバレンシア市国民党選挙委員会の口座に送金するよう複数人に要請していたことが、警察当局が盗聴した電話の内容で明るみになっていた。
公務員と政治家がどの程度腐敗していると認識されるか、ビジネスマンと国家の分析専門家などを軸に調査する。その度合を国際比較し、国別ランキングを作成。
スペイン主要メディアによると、収賄、文書捏造、資金の不正流用や親善試合の開催条件を利用して息子に便宜を図った容疑がかかっている。
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