(写真 Ouma)
バルセロナのギャラリー「Werner Thöni Artspace」で、細胞アーティストの「Ouma」さんによる個展「Cellular」が開催中です。
展示されている作品「だから、私は生きている」(What lets me live for)は、高さ260センチメートル、幅290センチメートル、奥行き310センチメートルからなる切り絵アート。 手術用メス等を使用して和紙をカットし、細胞膜のように見立てた作品。
インスタレーション作品展なので、外側から眺めるだけではなく、実際に「細胞群」の中に入って、作品を鑑賞することが出来ます。 また、この作品に干渉することが出来るのも面白いところで、1人1回、心臓サイズ(こぶし大)分カットできるとのこと。
カットした作品を持ち帰る場合は10ユーロ。 他の人がカットした形が気に入って持ち帰りたい場合も10ユーロ。
Oumaさん曰く「失われた命は取り戻すことはできないけど、その肉体を構築する原子は地球上で循環していき、いつかまた別の生きものとして生まれてきます。
そうなった時に、その新しく生まれてきた生命が生きる世界が、幸せなものであって欲しい、そう思えるものを作りたいって考えています。」
というOumaさん。 ひょっとしたら隣の人があなたのカットした心臓大の作品を買っているかもしれません。
期間:3月19日(土) まで開催中
月~金18:30~20:30、土12:00~20:00 / 日曜休み
会場:Werner Thöni Artspace WTA
Web:http://www.wernerthoeni.com
Facebook:https://www.facebook.com/WTArtspace/
住所:Carrer de la Legalitat 49, 08024 Barcelona
【細胞アーティスト Ouma(オーマ)とは】
東京都出身。元獣医師/細胞アーティスト。2011 年 2 月に臨床獣医師を辞め、アーティストに転向。
2013 年 1 月に六本木の UNAC TOKYO にて初個展。治療の代替としてのアートの探求を目指し、生命の最小単位である「細胞」をモチーフとした体験型の作品を制作している。世界中の人から絵を集め、空のように美しい作品をつくるというアートプロジェクト「SORA プロジェクト」を主宰。家賃 0 円クリエイターズシェアハウス TOLABL 住人。
Ouma HP:http://oumavet.com/
参加者10万人が予想されている今年では、カタルーニャが提供できる様々な教育・勉学オファーを紹介する。
世界各国で着物デザイナーとして活躍し、日本芸能界で使用された製作は数え切れない。
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