カタルーニャ国民党(PPC)立候補者名簿第一位のハビエル・ガルシア・アルビオル氏は16日、州政府によって2013年に設立されたカタルーニャ独立のための専門家委員会「国家移行諮問委員会(CATN)」の内部文章を公開、「もしカタルーニャ州が独立した場合、コラリート(金融機関からの現金の引き出し制限)が起こる可能性がある。」という旨が書かれており、2013年12月に15人の専門家のサイン付で提出されていたことがヨーロッパプレスが報道したところにより分かった。
文章によると、スペイン中央政府のとりうる戦略として、不安定な経済環境を引き起こし、可能性として現金の引き出し制限等も視野に入れ、民族自決運動を思いとどまらせるのではないかとのこと。 CATNの専門家らはEU憲章50条に「EU脱退には話し合い」を求めていることから、独立後すぐに脱退とはならないものの、問題があると指摘している。
これを受け、カタルーニャ州政府は中央政府に対し、カタルーニャがEUを脱退することはスペインにとって大きな痛手になるということを強調し、最終的にEUからの脱退を回避するためカタルーニャは違った道を模索しなければならないと強調している。
カタルーニャが中央政府に入金しているのはGDP比で2%であり、カタルーニャが独立した場合でもスペインの財務にネガティブな影響はあるものの大きな被害はないとCATNは主張している。
ソース
Un documento de la Generalitat alerta de un posible "corralito" si Cataluña se independiza
アルトゥール・マス州暫定首相の再任を断念、ジローナ市長の「カルレス・プッチデモン議員」が立候補者としてジュンツ・パル・シィより選ばれる模様。
ヨーロッパプレスによると9日、次期カタルーニャ州首相信任を巡り、独立選挙合同会派ジュンツ・パル・シィと、反資本主義反体制派の人民統一候補(CUP)の間で協議行われていた件で、ジュンツ・パル・シィはジローナの市長を州首相候補に選出することが分かった。
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