先日、バルセロナで行われたはずのカタルーニャ州首相就任の信任投票がルジェー・トゥレン議長の判断により延期されたとほぼ同時に、カルラス・プッチダモン氏と共にベルギーに逃亡したトニ・コミン元州会議議員は同国ルーヴェン市(Leuven)でイベントに出席する中、プッチダモン氏から受けていたダイレクトメッセージを読みながら、真後ろに座ったスペインテレビ局「Telecinco」のリポーターがスマートフォン画面を盗撮に成功した。
*写真はTelecincoの番組「AR」から報道された
4件のメッセージの内容はスペイン現地で即話題になり、今後の独立勢力の威勢に影響を及ぼしかねない。
・「カタルーニャ共和国の末期がまた目の当たりにしている」
・「モンクロア*からの計画は成功している。これでみんなが刑務所から釈放できればと願っているが、そうならなければ歴史的な恥はずっと拭えきれない」
*モンクロアは首相官邸であり、ラホイ政権を指している
・「君もこれで終わってしまったと自覚しているだろう。我々は、少なくとも私が見捨てられた。君たちは(願わくば)役員のままで居残れば良いが、私はタルダ*が示唆していた様に生贄にされた」
*ジュンケラス氏が党首だった「カタルーニャ共和主義左翼」(ERC)所属のジュアン・タルダ議員
・「寿命*はどれほど残っているか分からない(長ければいい!)、その分ここ最近の2年間を整理して、自分の名がこれ以上汚されない様に尽す。風評、ウワサ、虚言で深く傷つかれたが共通の目標のために耐え続けてきた。これはもう期限が切れており、残された命で自己防衛に徹するしかない」
*この場合の寿命は「政治家としての寿命」を指していると考えられる
メッセージを暴露されてから、プッチダモン氏がTwitterでテキストの信憑性を確定させる反応を残した:
「私も記者であり、プライバシーの権利は守るべきものだと自覚していた。私は人間でもあり、迷う時だってある。同時に州首相でもあり、州民と国を想い、崩れたりや後退はしない。進もう!」
自由権侵害の賠償金として9000ユーロの支払い命令をスペイン政府に出した。
「つけているのは独立を話題にするためではなく、無罪の人々が不公平に拘束されているからだ」と主張
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