(写真 チコテ(右)とSole(左))
有名シェフのゴードンラムジー出演、イギリスの人気番組だったキッチン・ナイトメアズのスペイン版「ペサディージャス・エン・ラ・コシーナ」で、やらせが発覚した。
「ペサディージャス・エン・ラ・コシーナ」とは、スペインテレビ局「ラ・セクスタ」が放送する人気番組で、様々な問題を抱えたスペイン国内のレストランに、スペイン人有名シェフのアルベルト・チコテが、レストランのオーナーや従業員と激しく口論しながら人気レストランに指導していくというもの。
番組の流れとしては、まずチコテがレストランのメニューを3,4品注文し、それぞれの皿を痛烈に批判。 次に通常のレストラン業務を映し出して、お皿が出るのが遅いという客のクレームや、レストラン内の人間関係の軋轢などを紹介。
そしてチコテがキッチン内でシェフや問題のある従業員に対し罵倒し、レストランの抱える問題点を解決していき、最終的にはレストランの改装や、新メニューの提案などを行い、従業員とオーナーが心を入れ替えてめでたしめでたしという流れ。
英国版でもそうだったが、テレビ関係者であればすぐにやらせ要素を指摘できる番組であるのであるが、今回実際に番組に出演したレストランのオーナーが、スペインラジオ局RAC1のインタビュー番組に出演し、脚本やシーンごとに撮影していたと「ヤラセ」を暴露した。
インタビュー番組に出演したのは、一年ほど前に同番組に出演した、レストランCafé ZamoraのオーナーSoleさんで、インタビューでは「no es real」(真実ではない。)と番組を一刀両断。
撮影隊は、オーナーと従業員の関係を悪く”見せる”ように指導したり、机の下に害虫(幼虫)の入った箱等を隠していたと証言した。
Soleさんによると、チコテが破壊した店舗を修繕するために、数日間店を閉めなければならなかったとも語っている。
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