(写真 Youtube)
スペイン南東部バレンシア州にある自治体アルコイでは、レコンキスタ(国土回復)の祭りが4月21日から24日まで行われる。 このスペイン国際観光行事にも指定されているお祭りは、1276年に行われたアルコイの戦いがもとになっているとのこと。
当時アルコイの街は、モーロ人(アラブ人)に包囲され窮地に陥っていた。 伝説によると、4月23日に、街の城壁の上に馬に乗った聖ホルヘ(サン・ジョルディ)が現れ街を救ったとのこと(諸説あり)。
祭りの初日は「音楽家の日」と呼ばれ、イスラム軍とキリスト教軍とに分かれ、綺麗に着飾った参加者らが戦いを再現しながら、22の楽団がパレードを行う。 この日の最後、全ての軍(参加者)らが市庁舎前に集まりイムノ・デ・フィエスタスを演奏し、祭りは最高潮に達する。
今年、この最後のイムノ・デ・フィエスタの指揮をしたのが、藤井浩さんだった。 観客席には着物を着た家族や、関係者が藤井さんの雄姿を1列目から見守っていた。
藤井浩さんはギターを学ぶためにアルコイに留学、その後ドルサイナ講師となった。 バレンシア音楽の研究・編曲等、楽器のカテゴリーや音楽のジャンルを超えた精力的な活動を行っている。 現在アルコイ民族音楽学校「Barxell」で指揮・指導に当たっている。
藤井さんが指揮をしている様子
参加者10万人が予想されている今年では、カタルーニャが提供できる様々な教育・勉学オファーを紹介する。
世界各国で着物デザイナーとして活躍し、日本芸能界で使用された製作は数え切れない。
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