カタルーニャ独立派 CUP政党のアナ・ガブリエル氏は10月1日行われた違憲住民投票を含む独立プロセスについて、2月21日(水)に最高裁判所(Tribunal Supremo)へ出頭する予定だった。しかし週末、スイスのジュネーブに渡航したガブリエル氏は帰国するつもりはなく、当面の間スイスに居残ると「Le Temps」 現地紙のインタビューで、流暢なフランス語を使って発表した。理由としては「スペインで公平なる裁判が行われない」と主張する。
*今回、ジュネーブへ逃亡したアナ・ガブリエル元週議会議員
本件を担当する
パブロ・ヤレナ裁判官は逮捕命令の発令を行うかどうかを検討すると思われる。しかし、メディアの取材に応じた司法関係者によると、スペイン国内で有効の逮捕命令は発令できるものの、プッチダモン氏の前科を考えると、インターポルに新しい国際逮捕状を要請しても却下される可能性が高いと見られている。
ガブリエル氏の決断について、
国民党(PP)も社会労働党(PSOE)も証言出頭を避けるために取った行動を「卑怯」と酷評している。国民党ラファエル・エルナンド党員は「カタルーニャを愛すると主張する者ほど我先に逃亡している」とコメントする。更に、同州の政治が依然として凍結状態にある理由としては、こういった責任を捨てる行動にあると批判した。一方、PSOEのマルガリータ・ロブレス党員は州議会のルジェー・トゥレン議長に「カタルーニャの黒歴史に終止符を打つため」早急なる判断を求めた。
自由権侵害の賠償金として9000ユーロの支払い命令をスペイン政府に出した。
「つけているのは独立を話題にするためではなく、無罪の人々が不公平に拘束されているからだ」と主張
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