1945年から毎年恒例、バレンシア州・ブニョールで8月最後の水曜日に行われるスペインの代表的な祭り、トマティーナ。1時間中、参加者22,000人が160トン分の熟したトマトを投げ合うことになり、街を赤に染める。今年度は第72回目となるトマティーナには、90ヶ国の報道メディアが訪れたことから、国際的な影響力を持つ事がわかる。 しかし、国内外の人気を集めるイベントは言うまでもないが、「大量の食物を浪費する」という批判も受けている。
特に顕著だった2016年の際、祭りに利用されるトマトの背景を巡るトラブル。ナイジェリアのトマト栽培地域を攻撃した蛾の一種により、収穫に悪影響を及ぼし、値段を高騰させた。これのせいで、まともな値段でトマトを購入できない人がたくさんいるのに対して、スペインではまるで大浪費をしているという批判コメントがSNSに現れた。
*ブニョールのトマティーナの様子。写真はAFPのJaime Reina氏から
実は、トマティーナ祭りに利用されるトマトは、はじめから販売に適してない方。祭り主催側の主張では、国内の販売基準を満たしていないため、どのみち捨てられる運命にあった。要するに、祭り専用の冷凍室に保管される余分。
*大量のトマトを搭載したトラックから投げる主催側ボランティアたち。写真はEFEのMiguel Angel Polo氏から
また、今月バルセロナが受けたテロ攻撃をきっかけに、祭りへのアクセスは警備員700人以上に管理された。主催の責任者であるラファエル・ペレス氏によると、「2005年から2012年の間、毎年約5万人の参加者がブニョールを訪れた。大した安全管理もなく、危険な場面も発生した。街内では祭りを継続させるべきかどうかの議論も浮かび上がったのは事実。しかし、ここ数年は参加者の上限を下げたものの、安全・管理面をしっかりしているおかげで、みんなが安心して再び受け入れた」と言い残す。今年のトマティーナはこんな感じだった、ビデオはEl Paisから:
参加者10万人が予想されている今年では、カタルーニャが提供できる様々な教育・勉学オファーを紹介する。
世界各国で着物デザイナーとして活躍し、日本芸能界で使用された製作は数え切れない。
あなたのコメントを書く