4月23日はカタルーニャ州の守護聖人、サン・ジョルディの命日。他に「本の日」とも呼ばれ、男性は女性に赤いバラを贈り、女性は男性に本を贈るとされている。もちろん親族や友達の間でもバラや本を贈ることもある。この風習は日本書店組合連合会と日本カタルーニャ友好親善協会等のおかげで1986年に日本へ紹介された。
今週末、日曜日はバルセロナ市内のランブラス通りとグラシア通りなどではバラや本のスタンドが立ち並んで、圧倒的な人波を迎える。知らない観光客はなにごとかとびっくりするだろう。たとえば去年、この日だけで書籍本数売上は160万本を達成した。 登録されたバラと本のスタンドは合計で6,060店に及ぶ。 その内5,132がバラを売り、928が本を販売していた。
スタンド以外に文学に関連するイベントが多数催される。書店やカフェなどでは、書籍交換や朗読会が行われ、エル・コルテ・イングレスやFnacなど人気デパートで作家のサイン会も用意され、Estrella Dammビール旧製造所(以下にマップ添付する)にて11:30から20時まで無料コンサートが開催される。他にも、バルセロナ市庁舎は一般市民に開放され、内部を見学できるようになっている。
こちらはEstrella Dammビール旧製造所の場所。
一番簡単な行き方はメトロの5号線(青い線)。駅名はSant Pau / Dos de Maig(サグラダ・ファミリア駅のすぐ後):
ちなみに、逆方向ではこちらで紹介したカサ・アシア本部の旧サン・パウ病院がある。モデルニスモの代表建築、まだ見ていない方々は是非。
参加者10万人が予想されている今年では、カタルーニャが提供できる様々な教育・勉学オファーを紹介する。
世界各国で着物デザイナーとして活躍し、日本芸能界で使用された製作は数え切れない。
あなたのコメントを書く