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12月6日はスペインの憲法記念日 現行の憲法38周年 憲法改正をめぐる各政党の思惑及び憲法改正に必要なものとは

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Constitucion 1


12月6日はスペインの憲法記念日で祝日。 週末をはさんで大型連休を目論むスペイン人で、主要都市は観光客でごった返し、マドリードは市内を大規模な交通規制を敷いて半分歩行者天国にしてしまった。



現在スペイン中央政府議会内では憲法改正を求める声があるものの、どのように、いつ、だれが主導でかなど、まだまだはっきりしない部分が多い。



今のところスペイン社会労働党(PSOE)が憲法改正のイニシアティブを取ろうとしており、下院議会内に憲法改正のための委員会設置を求めている。



一方中道右派市民党は、政党の垣根を越えて、議会外に憲法改正に関する専門機関の設置を求めている。



これに対し与党国民党と左派ウニードス・ポデモス党は「静観」を決め込んでいる。



上にも書いてある通り12月6日は「祝日」であり、市役所などの公的機関は仕事をしてはいけない。 また、この日に仕事をして別の日に振替休日を取ることも法律で「禁止」されている。



10月12日のスペインの日「ヒスパニックデー」も祝日であったが、バダロナ市役所が裁判所の静止を振り切り開館したため、登庁した6人を不服従の疑いで裁判所に召喚したことは記憶に新しい。


しかし、カタルーニャ州政府はこの憲法を「自分のも」と認識しないとし、この日に市役所などを開館すると発表している。




憲法改正に関してまず知っておかなければならないものとして、「憲法を改正する手順が2つ存在する」ことである。  


この2つは憲法168条167条に書かれており、168条では「憲法全文を改正するか、序編(Titulo preliminar)、第2章(Capítulo segundo)、第1編第1章(Sección primera del Título I)、第1編第2章(Sección primera del Título Segundo)を改正する場合。」 167条ではそれ以外の項目に関して、憲法改正の手順を示す条項が書かれている。



また、憲法166条によると、憲法改正法案を提出できる権利を有するのは、内閣、上院議員、下院議員のみである。 自治州地方議会議員らは、内閣に対して憲法改正の開始を要求することができる。



憲法裁判所の48/2003、103/2008の判例によると、憲法改正内容に規制はなく、どのようにでも改正することができる。 103/2008によると、議会で決定する前に前倒しで国民投票をすることはできない。 必ず、両議会で決定したのち国民投票を行わなければならない。 また、戦時中は如何なる場合でも憲法を改正できない




憲法改正の流れ168条(全文などの改正)


憲法の草案が提出された場合、上院下院ともに3分の2の承認を得なければならない(上院164票、下院234票の賛成)。



両議会ともに承認されれば、両議会とも総解散。



憲法168条1項 新議会は決定を批准し、新しい憲法草案の調査を行う。(しかし、この時下院議会での承認のための必要票数は明記されていない) 憲法79条2項の解釈により、議会の単純多数が必要。 上院議員では、絶対多数が必要。



両新議会とも草案に賛成の場合、両議会で3分の2の賛成票を持って、議会通過とする。



最終的に憲法改正の住民投票を実施する。




憲法改正の流れ167条(それ以外の部分的改正)


憲法改正案が提出された場合、両議会の5分の3の賛成を持って承認される。(上院147票、下院210票の賛成)



承認されなかった場合、専門委員会を設置し5分の3の賛成を獲得できるための変更を行う。



上院議会で5分の3の賛成を得られない場合で、この時絶対過半数の賛成(130)を得ることができた場合、下院議会で3分の2の賛成票(234)で承認が決定される。



最終的に改正案を承認できた場合、議員の10%の要請により15日以内に国民投票実施の要請を行うことができる。(上院議員10%は25人、下院議員10%は35人)


このように部分的な憲法改正では、国民投票なしに、早くても1日で改正することが可能。

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