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カタルーニャ州の不都合な真実

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カタルーニャ州では現在元ジローナ県長のカルラス・プッチダモン州首相を中心に、共和国建国を目指しており、現在までに社会保障制度と財政法の草案がジュンツ・パル・シィ党(共にYES)と人民統一連合(CUP)により合意に達した。 州政府は国家を形成する3つの大きな柱として、社会保障、独自の財政、司法の法整備を行っており、残る司法草案も近々完成する予定だ。



カタルーニャ州政府を今一度おさらいすると、2015年9月27日に行われた州議会選挙で、それまで与党であった、カタルーニャ民主集中(CDC)とカタルーニャ民主連合(UDC)の合同会派、集中と統一党(CIU)が独立に関する考えの違いから、解散。 



カタルーニャ民主集中(CDC)が他の独立派会派カタルーニャ共和主義左翼(ERC)、左翼主義者運動(MES)、カタルーニャ民主主義者(DC)等と共にジュンツ・パル・シィ党を結成し、62議席を獲得した。 (過半数は68議席)  



州首相を選出するためには過半数以上、もしくは単純多数が必要であった。  そのため、同じ独立派で反資本主義の人民統一連合(CUP)との連立を余儀なくされたが、汚職政治が発覚したプジョール元州首相の愛弟子であるアルトゥール・マス州首相の再選をCUPが拒否。 州解散総選挙決定直前に、タラゴナ県カルラス・プッチダモン県長が抜擢され、組閣に成功した。



ジュンツ・パル・シィ党とCUPは同じ独立派であるが、反資本主義のCUPはジュンツ・パル・シィ党と2017年度予算案で齟齬が生じ、現在まで可決されていない。 CUPはタラゴナに建設される予定であった総合娯楽施設BCNワールドの中止をもとめ、社会保障に多額の予算を割くよう要請。 プッチ・ダモン州首相は足並みをそろえるため、9月28日に首相信任投票実施を発表した。



信任投票ではCUPの賛成票が必要であるため、ERC党首ジュンケラス州副首相はBCNワールドの規模を6分の1に縮小すると発表、予算案を大幅に変えた。 これによりCUPは信任投票に賛成票を入れると言明、また新予算案にも賛成票を投じる構えだ。



このように州議会が独立に向け動いていく中、州リスクを見越した外国企業の投資額が絶望的に減少していることが、経済・競争力省が20日に発表した会計報告により発覚した。



2015年と2016年の第一四半期における海外からの投資額は、カタルーニャを除く自治体全体で73億5000万ユーロから96億8000万ユーロと約32%増加したのに対し、カタルーニャ州では、26億7100万ユーロから11億3100万ユーロと約58%も減少した。

カタルーニャ州への物的投資は特に南米で大きく減少しており、約92.32%も減少した。

また製造業別にみると、流通業への投資が92.47%減少した。 その他軒並み投資額が減少している。




独立機運が高まり始めた2010年からの投資額で、マドリード州との比較では、カタルーニャ州は194億2600万ユーロだったのに対し、マドリード州では620億4300万ユーロと3倍以上の差が付いた。



2016年第一四半期の、欧州からの物的投資額では、カタルーニャ州は8億8418万2千ユーロだったのに対し、マドリードは22億9316万7千ユーロと二倍以上の差が開いた。




2016年第一四半期の外国からの投資額を産業別に見たところ、病院の設備投資が牽引し、カタルーニャ州では9千94万ユーロの保健活動・社会保障への投資がマドリードよりも多かったが、その他では総じてマドリードから大きく差が開いている。





更に、スペイン調査会社大手INFORMA D&Bが8月に発表したところによると、カタルーニャ州の企業数は650,188件に対し、マドリードは495,549件と数では多い。




しかし2014年度の売上高はマドリードが6502億ユーロだったのに対し、カタルーニャは3132億ユーロにとどまっている。



また、カタルーニャ州の車製造部門では、2015年第一四半期に2億2864万5千ユーロの海外投資があったのが、2016年第一四半期には104万2千ユーロと、実に99.54%も減少してしまった。


先日、カタルーニャ州の日”ラ・ディアダ”で行われた過去100万人以上が集まっていた独立デモも、29万人の参加者にとどまっている。



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