12月20日から内閣不在が続くスペインで、9月2日2回の総選挙を経て首相選出投票が行われた。 その結果、賛成170票、反対180票で、6月26日の2回目の総選挙で第一党だった与党国民党党首マリアノ・ラホイ暫定首相は組閣を断念し、政権樹立の見通しが薄くなった。
今後のスペイン政治における主要な日程は以下の通り。
9月25日:ガリシア州とバスク州で州選挙。
10月1日:2017年予算案提出期限
10月4日:スペインの最大規模の汚職事件グルーテル事件の公判が始まる。 国民党リタ・バルベラ上院議員も出廷。
10月15日:欧州委員会への2017年予算案提出期限。
10月31日:この日までに組閣できなければ3回目の総選挙が確定。
11月1日:総選挙実施を発表。
12月25日:総選挙
総選挙実施日に関しては、スペイン社会労働党(PSOE)から選挙法を改正し、12月25日の選挙日を前倒ししようという提案が発表されている。 また、12月25日に合わせるように首相選出信任投票の日にちを設定した国民党からも、選挙法改正の打診があった。 そのため、12月18日に前倒しされる可能性が大きい。
スペイン国王フェリペ6世は30日、下院議会の首相信任投票で与党国民党マリアノ・ラホイ党首が首相として選出されたのを受け、正式に首相として指名した。
10月29日下院議会で行われているマリアノ・ラホイ暫定首相の首相信任投票で、15人のスペイン社会労働党(PSOE)議員が信任投票で「反対票」を投じたことが分かった。
スペイン下院議会は29日、与党国民党マリアノ・ラホイ暫定首相の信任投票で、賛成170票、反対111票、棄権68票でマリアノ・ラホイを首相に選出した。
最大野党スペイン社会労働党(PSOE)ペドロ・サンチェス元幹事長が、下院議員証を返上した。
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