FCバルセロナのリオネル・メッシ選手が、2007年から2009年までに肖像権料410万ユーロを脱税していたとして、その刑事責任を問う裁判がバルセロナで行われており、3日目となる本日、メッシ選手と父親が出廷、証言した。
公判の中でメッシ選手は「私はサッカーに専念していた。」と語り、脱税の件で「私はそれに関して何も知らないし、正直に言って興味もなかった。」と、容疑を全面否定した。
また、担当弁護士事務所に関して、「全てコントロールしていたと思う。 パパが弁護士と連絡を取っていた。」と語った。
メッシ選手は15分間の証言に、肖像権に関する契約内容の説明を父親からも、弁護士事務所からもされたことは無かったと証言、「唯一分かっていたのは、複数のスポンサーと写真やそういうことをしないといけないときにサインしたということだけだ。」と語った。
メッシ選手が証言する前に父親も証言、メッシ選手をこのようなことに巻き込んだことは無いとし、さらに父親も「そういうこと(脱税)は全く分からない。」と語り、弁護士事務所に全ての責任があるとした。
裁判は明日6月3日まで行われる予定で、判決が言い渡される予定だが、メッシ選手と父親は出廷しない予定で、最後の陳述も行わないとのこと。
マドリード地方検察庁は、ポルトガル出身の監督 が「肖像権からの収入を隠匿する目的で」シェル企業のネットワークを利用したと指摘している。
ポルトガル出身のサッカー選手は、2011年〜14年の間に国庫に対する犯罪を合計4件で起訴された。これにより、1470万円ユーロ(約18億円)の脱税金を隠蔽したという。
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