5月13日早朝からマドリード市郊外トレドの自治体セセニャにあるタイヤ廃棄場から出火、カスティリャ・デ・ラ・マンチャ州政府はPLATECAMレベル2を発動、スペイン軍も出動できる体制となった。
現在6千リットルの消化液を積むことが出来る消火用航空機2機が出動中。 また、今のところ軍は出動していない。 セセニャ市長は、出火原因に関して「放火」と発表。 専門家は、「タイヤは火をつけにくいが、消火もし辛い。」「鎮火するまで少なくとも1週間半から2週間はかかるだろう。」と語っている。
現在火災が発生しているタイヤ廃棄場は、約100ヘクタール(スペインで最大規模)の広さに9万トンの古タイヤが廃棄されており、現在のところ11へクタールを焼いた。
火の勢いが収まらないことから、カスティリャ・デ・ラ・マンチャ州政府は、廃棄場周辺住民の避難を開始している。 また、セセニャ自治体に窓を開けないで家に留まるよう勧告。 学校も休校となった。
この火災で大量の煙が発生し、雨を降らす原因となりうることがあり、その雨は毒性の強い物となると注意を喚起した。
エル・コンフィデンシャル紙によると、この廃棄場は自治体セセニャの住宅街「エル・ポセロ」から500メートル以内のところに位置しており、環境法に違反していると2003年に通達されていた。
またエウロパプレスによると、カスティリャ・デ・ラ・マンチャ州政府マルティネス・アロヨ環境大臣は「この数週間、欧州委員会とこの古タイヤの処分方法について会談していた。 しかしこの火災でプランはおじゃんになった。」と語っている。
ソース
El incendio en el cementerio de neumáticos de Seseña podría ser "intencionado"
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