マドリード市公式ホームページの”Decide Madrid”によると、1月28日から3月8日まで行われた、マドリード市内スペイン広場のリフォームが「必要か」「必要ではないか」の住民投票で、28,249人が投票、有効票26,961票のうち12971人(68.58%)が賛成、スペイン広場のリフォームが決定した。
この市が運営する公営プラットフォーム”Decide Madrid”では、ウェッブを中心とした投票で住民の意思を直接行政に反映させることが出来るとして注目されている。
今回、ウェッブを通して投票したのは全体の70.93%に及ぶ19,124人。 次いで電話サービス010を利用して投票したのが28.21%の7,605人、紙媒体で投票したのが0.86%の232人。 16人以上のマドリード市に住民登録している住民であればだれでも投票が可能である。(DNI,NIEがあれば)
また、投票ではスペイン広場に何が必要か、必要でないか、禁止事項はなにかという項目などがある。
これにより、マドリード建築専門学校(Colegio de Arquitectos de Madrid)の協力を得て、リフォームのデザイン設計などのコンペが行われる。 住民投票の前に、予算を超えているもの、あまりにも住民の意見を無視した物は事前にはじかれるとのこと。
因みに新しいスペイン広場に何が必要ですか?の問いに約50%が「ゴミ箱」と答えている。 また、規制してほしい項目として蚤の市(38.40%)路上販売(36.61%)が挙げられている。 さらに、スペイン広場にどのような機能を持たせたいですか(複数選択可)では、85.01%が「緑(自然)」、73.16%が「文化」と答えている。
この試みは全部で4フェーズあり、第一フェーズが終了、第二フェーズのプロジェクトコンペが現在行われており、第三フェーズのプロジェクト評価は6月1日から、第四フェーズのプロジェクト最終選考は8月1日から9月15日に行われる予定。
こちらが投票結果
自由権侵害の賠償金として9000ユーロの支払い命令をスペイン政府に出した。
「つけているのは独立を話題にするためではなく、無罪の人々が不公平に拘束されているからだ」と主張
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