スペイン国王族を巻き込んだバレンシア州とバレアレス諸島を中心とした汚職事件「ノース事件」の首謀者と見られる、クリスティーナ王女の夫ウルダンガリン容疑者がバレアレス地方裁判所に出廷、王女との共同出資会社アイソーン社に関して証言した。
公判はノース研究所が管理していたバネスト銀行サイクリングチームのオフィスに関する30万ユーロの手数料を受け取ったどうかの質問から始まった。
ウルダンガリン容疑者は裁判で「コミッション等一切受け取ったことがない。」と容疑を否認。 マリベントで行われたパデルの大会も、バレンシア州政府の関与を否定。 公的資金横領等は無かったと発言。
クリスティーナ王女とウルダンガリンの共同出資会社「アイソーン社」に質問が移ると「私はあったことがないが、アイソーン社で勤務していた人がいたのは知っている。 アイソーン社が支払った金額はその分ではないか。」と発言。
「私は私の仕事をしていただけで、それらのテーマに関して仕事をしていた顧問は持っていた。 私の知らない労働者もいた。」と、マネーロンダリング、公的資金横領などを否認した。
公務員と政治家がどの程度腐敗していると認識されるか、ビジネスマンと国家の分析専門家などを軸に調査する。その度合を国際比較し、国別ランキングを作成。
スペイン主要メディアによると、収賄、文書捏造、資金の不正流用や親善試合の開催条件を利用して息子に便宜を図った容疑がかかっている。
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