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「6年もの間、通勤していなかったスペイン人公務員に罰金」の真相

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スペイン南部ジブラルタル海峡近くの街カディスに勤めていた公務員が、6年もの間出勤しなかったとして、1月20日、カディス地方裁判所が罰金として最大の26,920.93ユーロの支払いを命じた。


問題となっている公務員はホアキン・ガルシア(Joaquín García)さん69歳。 年金暮らしが始まってからすでに数年たっている。 スペインデジタル紙「エルムンド」によると、ガルシアさんはこの判決に真っ向から反対しており、自身はモラルハラスメントの被害者であると主張している。 


なぜならば、市役所はホアキンさんを何も仕事がないと分かっていながら、その役職に出向するよう辞令を出したとのこと。 また、公判では、ホアキンさんの陳述すら発言する時間が無かったと報じている。


事の発端は1990年。 スペイン社会労働党(PSOE)のフェルミン・モラル氏が市長に選出される。 彼はアルジェリアとベネスエラでDragadosと言う企業で勤務していた。 PSOEの主導の元、環境局技術部長としてホアキンさんを指名、1996年から勤務し始めた。 


1995年から2015年まで同市役所の秘書をしていた、現在国民党の上院議員を務めているホルヘ・ブラス・フェルナンデス氏は同紙にこう答えている。


「彼をカディス水道公社(Aguas de Cádiz)に出向させた。 そこで、La Martonaポンプのスーパーバイザーとしての役職を与えた。」


「その後、カディス水道公社にオフィスを設けた。 ある日(10年以上たってから。)、彼を思い出した。 「彼はどこにいるんだろうか?」「まだあそこにいるのだろうか?」「死んでしまったのだろうか?」 給料を払い続けているのを発見したので、調べることにした。 カディス水道公社に電話をかけた。 そしたら、そこには居ないと言う。 「市庁舎に帰ったと思っていたが。」と公社の従業員は答えた。 直接彼に電話をした。 そしたら、所用で数日休みを取っていたというので、彼に私に会いに来るよう伝えた。 そして彼に「あなたは何をしているのか?」「昨日は何をしたのか?」「先月は何をしたのか?」と問いただしたが、彼は返答できなかった。」



カディス水道公社元ディレクターで、ホアキンさんの向いにオフィスがあったアウレリオ・ベレス氏(既に他界している)の情報によると、数年間彼を見ていなかったとのこと。


ただ、現カディスホセ・マリア・ゴンサレス市長がこの事件に関してエルムンド紙に伝えたところによると、ホアキンさんは国民党からモラルハラスメントを受けた被害者であると語っている。 と言うのも1995年に市庁舎に入ってきたPPは、ホアキンさんをのけ者にしようと画策。 1996年に、数年かかる工事後にするべき仕事を与えた。(工事中は何もすることがない)


ということで、1996年から2010年までの14年間全く何も仕事が無かったことになる。


ホアキンさん曰く「8時から15時までではないにしても、毎日仕事場に通っていた。 スピノザ哲学に精通するほど。」と語っている。 


エルムンド紙が、当時の秘書ホルヘ氏に「なぜ、市役所に努めている人のコントロールがこんなにもずさんなのか」と問い合わせたところ、「カディス水道公社の責任者がきちんとコントロールをしていると思っていたが、違っていた。 そして、勤続20年のメダルを授与しようとしたところ、このことが発覚した」と語った。

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