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スペイン 総選挙 与党過半数割れ 連立しても過半数割れ PODEMOS党大躍進

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2015年12月20日に行われたスペイン上下院総選挙は与党・国民党(PP)が勝利したものの、2011年の186議席から大きく議席を減らしてしまった。 また、過半数175議席に届かなかったため、これから連立協議に突入する。


12月3日に公表されたスペイン社会学研究センター(CIS)による総選挙のアンケートによると、急進左派のPODEMOS党は23-25議席という予想だったが、結局大躍進の69議席(開票率97%)を獲得した。 反対に市民党(Cs)は大きく減ってしまった。  


CISのアンケート結果が発表されたと同時に各党は過半数を獲得できないと認識、早くから連立に関する協議や討論が行われた。 ここで市民党はPPと連立の可能性を示唆してしまったこと、浮動票がPODEMOSに大きく流れたことでPODEMOS党が第三党に踊りでた。


連立政権の可能性として

PP+Cs + PNB


PSOE + PODEMOS + その他のPODEMOS派会派


いずれにしても過半数を獲得できない。


リーマンショック以来、失業率の低下、ユーロ圏内でのGDP成長率上位保持など、様々な経済指標が示す通り、経済回復基調に持ってきたラホイ首相であるが、緊縮政策のために貧困にあえぎ、貧富の差が著しくなり、度重なる汚職の発覚により、国民はPPに「NO」を突きつけた。  そんなPPに権力欲しさに近づいた市民党(シウダダノス)に国民がそっぽを向くのは至極当然なことであった。


以前から指摘していた通り、「どこに投票したらいいか分からない」という浮動票が、PODEMOSに「なんとなく」投票したのは、「スペインを変えたいから」という市民らの日ごろの気持ちなのだろう。


この後どうなるのか。

絶対多数票を獲得できないため首相の選出が難航する。 

2回目の選出は単純多数で決定される。

それでも決まらない場合、2か月の選出期間の猶予が与えられる。

それでも決まらない場合、再び総選挙。


あり得ない話ではない。 少なくともカタルーニャ州政府は9月27日に選挙を行ったにもかかわらず、いまだに州首相を選出できていないからだ。


もし再び総選挙となった場合、再び1億ユーロ以上の予算や、CISの特別意識調査のための追加予算も必要となる。



スペイン人の本音

景気は良くなっていない。 貧富の差が拡大しただけだ。 緊縮政策で多くの自殺者や、ホームレスが出た。 失業率が減ったのは、短期契約が出来るようになったため。 50%以上の失業率を誇る若者は明日の心配をして生きていかなければならない。 


今後、カタルーニャ州を含め、政治の不安定さが増大する。 しかしスペイン人はそれでも良いのだという。 汚職まみれの政治家たちにお金を吸い取られるより、「なにか」を「かえて」くれそうな、ジーパンにワイシャツの袖をまくり上げてリュックを背負っているノーネクタイの長髪党首に投票したのだから。

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