スペイン北部のリオハ州にある自治体ログローニョでは、毎年9月にブドウの収穫祭が行われる。スペインを代表するワインの産地で行われる収穫祭だから、その規模も他の自治体とは比べ物にならないほど大きなもので、9月14日から24日まで様々な催し物が行われる。なかでも、21日から始まる「聖マテオ祭」から祭りは最高潮を迎える。
「聖マテオ祭」(フィエスタス・デ・サン・マテオ)の起源は12世紀まで遡ることが出来る。農作物の収穫を祝う感謝祭として始まったお祭りは、イザベル2世のときに政令が発布され、9月上旬に行われる正式なお祭りとして認可される。その後、9月11日から23日の間で開催日が毎年変わっていたものが、収税官だった聖マテオの日である9月21日に落ち着いたとの事。ただ、収税官から派生して、いまでは商売の守護聖人として崇められるようになっている。
1956年からブドウの収穫祭も一緒に行われるようになり、これから訪れる大変なワインの醸造過程を乗り越えるために元気づける意味合いも含まれるようになった。
ロケット花火
聖マテオの日は21日だが、20日にログローニョ市役所のバルコニーからロケット花火が放たれる。 これをきっかけにお祭りが始まる。
チャミソス
このお祭りで伝統的に重要な行事として、住民はスラカポテ(Zurracapote:赤ワインにフルーツや砂糖、シナモンなどを数日間漬け込んで作るサングリアのようなカクテル)を無料でふるまう(チップ用の缶はある)。また飲む際には、飲みまわしように「ポロン」を使用する。
ブドウ踏み
聖マテオの日に行われるブドウ踏みの行事。絞り出た最初のブドウ果汁を地域の守護聖バルバネラに捧げる。
エンティエロ・デ・ラ・クバ(樽の埋葬)
祭りを締めくくる行事として、参加した市民たちは蝋燭とワインの樽を運びながら市内を歩き、樽を燃やす。人によっては燃やさず、来年まで取っておくとのこと。
主な催し物として:
など、150以上のイベントが行われる予定。
(試食会といっても料金はかかるので注意してください)
参加者10万人が予想されている今年では、カタルーニャが提供できる様々な教育・勉学オファーを紹介する。
世界各国で着物デザイナーとして活躍し、日本芸能界で使用された製作は数え切れない。
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