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病院民営化の功罪

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医療というのは、他の公共サービスと同じように、収益を生み出すのが難しい。 スペインでは医療費が無料であり、財政的に利益を出すことはない。 さらに、日々医療の技術が進歩して行くにつれ、その医療システムを維持していく経費は高くなっていく。  また、高齢化社会は政府の財政をさらに圧迫していく。


今年に入ってから、インフルエンザの流行もあり、バイ・デ・ヘブロンをはじめとする多くの病院での救急医療サービスに破たんをきたした。 救急にもかかわらず、待合室で長時間待たなければならなかったり、筆者もこの前バイ・デ・ヘブロンの救急に行った時に、夜中11時を回っていたが、夕方の6時から待っていた患者もいた。 政府の大幅な財政緊縮のお陰で、医療関係従事者が削減され、多くの病院で医師、看護師などがよくデモを行う。


これら問題を受け、政府はここ数年の間、病院の経済的、及び社会的問題を解決するために、公立病院の民営化に着手してきた。 政府は病院に、人口比率によってある一定の医療保険料を払うというものだ。 もちろん、民営化された病院は利益を追求する。 ここで問題となるのは、現在のところ医療費が無料というところで、病院の利益は、政府からの支給しかない。  こうなれば当然企業としては、なるべく安い診察を行い、短い労働時間を追求し、患者数の少ない病院に移送するなど、利益追求に働く。 いかに多くの患者を診たところで、政府から支払われる報酬は一定なのである。


現在、ボイ・ルイス主導で病院の民営化が行われている。 過去スペイン人達が勝ち取った医療費無料というシステムを捨て去らなければならない状況に来ている。 民営化された病院の利益追求のために、国民の保健が損なわれてはいけない。

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