数日前からスペインを襲っている大雪を伴う激しい寒波は遂にカタルーニャ州にも到来し、朝方からバルセロナの平均気温は3度~5度を表し、標高512mのティビダボ山では積雪5センチほどになった降雪が確認された。 また、細かい霧雪はバルセロナ海岸を白いマントで覆った。内陸地方はともかく、州都で雪が降るのは2013年以来、珍しい現象と言える。
同市市役所は予報に備えて降雪緊急プラン「NEUCAT」を発動させ、担当者のジュアン・ダロルト氏が昼頃から市内に起きる断続的な降雪について、細心の注意を呼びかけた。
国中の空港はスペイン国営航空管理局「AENA」のTwitterアカウントによると、マドリードのバラハス空港は5日(月)、一日に予定されていた全1075航空便のうち、70便以上は欠航し、他6便の着陸地点をバルセロナとバレンシアに変動させたと報道した。滑走路での積雪、氷、霜などを避けるため、予防策として昼頃から路面を清掃する清掃車と除雪車が多く運用されている。
また、悪天候で休校を余儀なくされた教育機関も少なからず、 スペイン6県にわたって4万2000人以上の学生に影響を与えた。カスティージャ・ラ・マンチャの場合では通学ルート333本がキャンセルされ、110校が授業を休止した。フランス国境に近いカタルーニャ領のサルダーニャでの50センチ以上の積雪の様子も一見に値する:
交通や生活に不便な雪だが、この中に在スペインの
ノルウェー大使館からちょっとしたユーモラスな投稿も確認できた:
「
まるで母国にいる様だ。#マドリードで降雪」
スペインで永住できるビザを求めた同国出身の男性により人質とされていたマリ領事の妻は無事開放された。
スペイン国立社会保険局は既にアスベストの杜撰な取り扱いで肺ガンを起こした1名の従業員の件を「公務上の疾病 」と認めている。
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